先輩職員の声 (児童養護施設讃岐学園・保育士・女性・7年目)

投稿日:2022年06月01日

※本記事は、職員へのアンケートに基づいて行ったインタビューを再編成したものです。

 

 

 

 

 

 

 

――弘善会に就職してからのキャリアを教えてください。

学園に就職してから今年で7年目になります。この間、幼児寮、女子フロア、男子フロアでの勤務を経験し、現在は2F北ユニットを担当しています。

――弘善会に就職しようと思ったきっかけは?  

実習先が讃岐学園で、卒業したら学園で働きたいと考えていましたが、当時は求人がなく、いずれ児童に関わる仕事をしたい気持ちから福祉関係の仕事をしていました。でもなかなかタイミングが合わず、4年ほど経った時、東京での就職を思い立ち上京しました。さあ、これから就職活動!と思ったその日に学園の求人が出たのを知り、今、チャレンジしないと一生後悔すると思い、急いで香川へ戻って来ました。  

――急転直下のUターン就職になりましたが、周りの人達の反応はどうでしたか?  

兄弟が東京に住んでおり、そこを生活基盤にして「さあ、これから」と考えていた、正にその日の出来事だったのですが、取り急ぎ「私(香川に)帰る。」と兄弟に伝えると、私の勢いに押されたのか「あ、わかったぁ。」みたいな反応でした(笑)

――ご両親の反応はどうでした?  

視野を広げるために東京に行くのもいいんじゃないと言われて送りだしてもらったのですが、やりたい事が香川で見つかり、戻りたいと伝えた時も「良かったね。」と言ってくれました。

――あなたが考える、弘善会で働くことのメリットは何ですか?  

子どもの成長を近くで見られることです。幼児さんから高校生までの子どもたちと過ごしてきた日々は、今後の私自身の人生の糧になると思っています。

――そうは言っても、ここまで来るのに大変な想いもしたと思うのですが?

もう最初の2年くらいは大変でした(笑)子どもの成長過程で反抗期ってあるじゃないですか?最初は怒っている子の全部を受け止めなければいけないと思っていて、子どもの本音とか本心の部分まで考える余裕がなかったんです。 ある日、学校から学園までの上り坂が長過ぎると怒りながら帰って来た子を見て「それって、私の責任じゃないよね?」と思えるようになったあたりから、自分のメンタルも強くなったような気がします。

――仕事をする上で大切にしていることはありますか?  

子どもの発言に対して本当はどう思っているのか?を常に考えながら、子どもたちの気持ちを汲み取るようにしています。必要に応じで個別に会話することで点と点が線で繋がっていくことがあるので、これら傾聴も大切だと感じています。

――今まで仕事をしていて、嬉しかったことを教えてください。  

子どもから「私が二十歳になったら会いに来るから、一緒にお酒を飲もう。」と、10年くらい先、遠い未来の飲み会に誘われたことです。

――休日やプライベートな時間の使い方を教えて下さい。  

カメラが好きなので、ペットの犬や猫の写真を沢山撮っています。現在はコロナ禍なので外出も思うように出来ませんが、人の多い所を避け散歩をしたり四季を感じたりすると心がホッとします。

――動物の写真って撮るのって、もの凄く難しいと思うのですが、もしよろしければ一番のお気に入り写真を掲載させてもらえませんか?と強引にお願いしてみました。(以下その写真です)

 

 

 

 

 

 

 

 

――今後の目標は何ですか?

児童分野で活躍できるスキルを身につけていきたいです。また悲しい・辛いことよりも、嬉しい・楽しい気持ちが増えるようなポジティブ思考を基本に子どもたちと笑いあっていきたいです。

――最後に求職者の皆様へメッセージをお願いします。

子どもとのかかわり方は様々で最初は悩むこともあると思います。寄り添ったり、そっと離れて見守ったり、いろんなことを試みながら自分だけの良さや子どもたちとの関係を一緒に築いていきましょう。
学園には本当に困った時、フォローしあえる仲間が揃っています。私達と一緒に働く仲間が増えることを楽しみにしています。

 

(取材担当者より) 

讃岐学園が求人を掲示したタイミングと、その求人を見てからの決断の速さ、また決断をした際の家族の反応を聞けば聞くほど、スタッフと讃岐学園の不思議な縁を感じずにはいられませんでした。学園への就職まで4年の歳月を要しましたが、このスタッフの言うチャンスは、讃岐学園にとっても幸運だったのかもしれません。

 子どもたちと一緒に行うゲームやレクレーションは真剣にやるそうで、そこでの笑いや楽しさを皆で共有出来た瞬間、それまでの嫌な出来事も忘れてしまうのが、この仕事の良い所だと教えてくれました。

「子どもたちとコロナ禍に即した生活や遊びをして行こうと、話し合っているので、これを言う大人(私自身)が率先してやらなければと考えています。」とスタッフ。

今回、学園の職員から「このスタッフはいい子ですよ。」とイチオシ宣言をいただいての取材となりました。自分のやりたいことに果敢にチャレンジし、これをやり続け、子どもたちと過ごす日々も人生の糧としているスタッフです。

(取材は20224月のもの)

最後になりましたが現在、讃岐学園では職員を募集しています。
今回のスタッフのいう、大変なことも沢山ありますが、それでもやってみたいというあなた、私達と一緒に子どもたちの成長を見届けてみませんか?


TOP