新人研修(2回目)

弘善会ブログ 投稿日:2021年11月30日

11月新人研修の2回目を行いました。

今回はスライディングシートやAED等の使い方、車椅子からベッド、ベッドから車椅子への
移乗を学びました。

リーダーが行うと、あまり必要としていないように見えない力ですが、

 

 

 

 

 

 

 

新人職員が言うに「これは大変、めっちゃチカラいる。」らしい。

 

 

 

 

 

 

 

また首など持ってはいけない場所も確認。職員同士「そこを持たれると痛い。」とか
「そこなら大丈夫。」と確認しながら移乗しました。

 

 

 

 

 

 

 

続いて看護師からAEDや心臓マッサージ、酸素ボンベの使用方法を教わります。

 

 

 

 

 

 

全く素人の取材担当者が新人職員と一緒になって
「酸素ボンベ(写真中央)と酸素濃縮装置(写真左側の装置)はどのような時に使い別けるの?」
と聞いても丁寧に答えてくれる看護師とリーダー達。
リーダーの一人からは「実は私も酸素ボンベを使用したこと最近は少なくて、自分の勉強になるから質問してくれた方がいいんですよ。」と、ありがたい言葉。
ここぞとばかりに質問しました。

 

 

 

 

 

 

取材担当者がリーダーに質問する中で、このブログを読まれている皆様にどうしても聞いて欲しい言葉がありました。

それはAEDの使用方法を学んでいた際のこと。

担当者が「AEDを使用するのに恐怖心はありますか?」の質問に、AEDを使用したことがあるリーダーから「AEDの使用が怖いのではなく、ご利用者様に何も出来ず、そのまま逝かせてしまう方が怖いし、おそらく、そんな状況になればAEDの使用が怖いとか考える余裕はないと思います。」と返答がありました。

他のリーダーからは「私はやってしまったことで誰かに怒られるのが怖いのではなく、何もせず後から“もっとこうしておけば良かった”と自分自身が後悔することの方が怖い。」との言葉を聞く事が出来ました。

また別のリーダーからは心臓マッサージの最中、ご利用者様の口から体液が出ていたのは知っていたが、その時は助かって欲しい一心でそれどころではなく、後になってご利用者様の体液が自分の身体に沢山付いていたのを知ったそうで、「その瞬間って怖いとか、そんな感情よりも、(この状況を)『なんとかしなければいけないし、今それが出来るのは私だけ』としか考える余裕はなかった。」との回答がありました。

 

 

 

 

 

 

「そんな余裕ないよね」と話をしているリーダーの様子

 

10年勤務した辺りから慌てず、ようやく一人前の仕事が出来るようになれた気がします。」
とはリーダーの言葉。

世間では3年経ったら一人前と言われる会社もある中、一人前になるのに10年かかるのが介護業界なのかもしれません。

今回の研修に参加した職員が10年後、どのように成長しているのでしょうか?

この答えは10年後、弘恩苑で!


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