施設見学会のご報告

投稿日:2021年08月14日

7月某日、弘恩苑と香色苑で施設説明会を開催しました。

今回説明会に参加いただいたのは調理員希望の学生様。

まずは弘恩苑の説明を聞いていただきます。

 

この日は夏真っ盛りということもあり、ウナギなど季節に因んだ食材を提供していることや予算の関係で高価な食材を提供する際には工夫も必要であることを聞いてもらいました。

見学会、説明会では見学者様と一緒になって見学(求人)担当者も施設職員に質問するのが弘善会スタイル。残業はどれくらいあるの?とか調理の仕事で一番大変なことは何?とか場合によっては離職率まで、見学者様が聞きにくいと思われることは見学担当者から質問します。

今回も弘恩苑事務長と栄養士から「何でも聞いてもらっていいですよ。」の返事をもらい見学者様も一番気になっているであろう、あのことを聞いてみました。

今年1月、新型コロナウイルスのクラスターが発生した弘恩苑。あの時、厨房はどのような状況だったのか?調理員たちは何を考え、どのように対応したのかを質問しました。

弘恩苑栄養士からは利用者様の食欲のこと、昨日まで食欲旺盛だった利用者様が急に食べられなくなり、栄養補助食品で対応したことや、普段はフロアまで調理員が食事を運んでいたのにあの時は廊下にも出られなくなり、ご利用者様が食べる姿が見られなくなったことを教えてもらいました。

 事務長からは食事の大切さと共に、あの時厨房職員から感染者を出すことがなかった点、これまでインフルエンザが蔓延する時期も厨房からは感染者が出たことがなく、食中毒だってこれまで出したことがない点。そして利用者様の栄養面を考えた場合、この厨房が弘恩苑の中心であるとの言葉がありました。

 

 

さて小一時間の説明の後、今度は場所を香色苑に移しての説明となりました。

この日、見学者様にどうしても会って欲しい職員がいました。それが香色苑に勤務するKスタッフ。実は彼女、今回の見学者様の学校の先輩にあたります。Kスタッフへも、どんな施設で、先輩職員は優しく教えてくれるの?等々気になることは見学者様と一緒になって質問。Kスタッフからは「みんな優しく教えてくれるから大丈夫。」と後輩にアドバイスがありました。

 本来なら施設の隅々まで見学いただいたうえで“弘善会に就職したい”と言ってもらえるような見学会を開催したいところですが、コロナ禍のご時世では正直難しい状況です。それでも一生懸命に聞いて下さった見学者様には感謝の言葉しかありません。本当にありがとうございました。

この日、来ていただいた見学者様が弘善会で作った料理を「美味しい!」と言いながら食べる利用者様の姿が見られる日が来ればいいなぁと願っております。

 


TOP