先輩職員の声 (法寿苑老人介護支援センター・男性・16年目)

投稿日:2022年01月10日

※本記事は、職員へのアンケートに基づいて行ったインタビューを再編成したものです。

――弘善会に就職する前と就職してからのキャリアを教えてください。

 大学卒業後、営業の仕事を経験し、弘善会へ転職しました。最初は香色苑デイに配属となり4年、法寿苑特養へ異動し1年、法寿苑デイで9年勤務し、令和24月から法寿苑支援センターで働いています。

 

 

 

 

 

 

 

――弘善会に就職しようと思ったきっかけは?

 大学時代、趣味のダンスで知り合った仲間から「卒業してもダンスを続けよう。」と誘われ香川での就職を希望していました。
 学生時代、福祉を学んでいたので介護業界に就職したい気持ちもありましたが、当時介護業界は求人も、求職者も沢山ある状態。みんなと同じ事をしても面白くないし、他の仕事を経験してみたい気持ちもあり出版社で営業の仕事をすることにしました。その会社も子どもの教材を扱っていたので福祉と全く関係が無かった訳ではありませんが、子どもと接することは少なく、ノルマも厳しくて、クリア出来なければすぐ異動。若い頃はそれでも良いのですが、いつまでも続ける事は出来ないと考えていましたし、折角香川で就職したのに異動になったら仲間との趣味どころではありません。
 元々、転職するなら福祉関係と決めていた中、弘善会は大きな法人で、給与が他の施設に比べ高かったのも魅力でした。また学生時代、介護施設への実習経験もあり、おじいちゃん、おばあちゃん子として育ったのも介護業界を選んだ理由です。

 

――でもこの業界だと夜勤もあるし趣味のダンス出来なかったのでは?

 営業の時は、終業時間が深夜1時で、それこそ趣味どころではありません。それに比べれば、夜勤があると言っても毎日ではないだろう、くらいに考えていました。結果的に配属先がデイになり趣味も続けることが出来る環境になりました。

 

――仕事をする上で大切にしていることがあれば教えて下さい。

 生活にメリハリをつける意味で仕事の効率を上げる事とプライべートの充実は表裏一体だと考えています。今日中、今月中のやるべき仕事を精査し、なるべく残業せず家族との時間や趣味に没頭する時間を作るようしています。

 

――仕事の効率化の成功例があれば教えて下さい。

全員で確認しあえるチェック表を作りました。ケアマネは個人事業主みたいなもので、今すぐ作成する必要はないが、期限内には作成しなければならない書類もあります。それを「期限が、まだ先だから。」と放っておくと、とんでもない量の書類になるため“ここまでは出来ている”という進捗状況表を作り、それを全員で情報共有する事によって仕事の見える化を図るようにしました。

 

――今まで仕事をしていて、嬉しかったことを教えてください。

 寝たきりのご利用者様と心を通わすうちに、最初は後ろ向きで寝たきりだったご利用者様が、徐々に心を開いてくれて私のプランを受け入れてくれた時は信頼を得られた気がして嬉しかったです。

 

――あなたのストレス解消法を教えてください。

 コロナ禍以前は友達とダンスでクラブのショーや、スタジオのゲストショーに出演していました。最近は(コロナで)出演出来なくなったのでyoutubeを見ながらストレス解消しています。

 

――今後の目標を教えて下さい。

 楽しく仕事を続けるために利用者様、同僚、双方との関係充実は不可欠です。また、そういった環境を構築し後輩に伝えていけるような人物になりたいと考えています。

 

――求職者の皆様へメッセージをお願いします。

 弘善会には沢山の部署があり、様々な経験をすることが出来ます。なんでも相談できる先輩職員がいるのも良い所だと思います。介護に興味のある方は弘善会に是非!!

 

(取材担当者より)

 介護、相談員業務を経験しケアマネになった職員です。最初からケアマネをやりたかった訳ではなく、相談員を経験し、もっと介護に関する知識が欲しいと感じたそうで、知識習得のためケアマネをしている事を教えてくれました。介護と支援業務を知る立場としての強みを質問した際、ご利用者様から寄せられる様々な要望を介護現場の実情を理解した上で返答できると回答がありました。
就職しようと思ったきっかけについて、「当時は弘善会の給与面、良かったんですよ。なんか今は違うみたいだけど(笑)。」と話がありました。プロである以上、お金(給料)を評価対象とするのは当然です。現在の介護保険上の制度についても、「僕達、支援センターには処遇改善加算がありません。介護職員じゃないからです。向上心を持って資格取得し、介護職員からケアマネになったのに、介護職員と差をつける今の制度はおかしい。」と指摘がありました。これも介護報酬の実情を知るケアマネらしい指摘です。
 こんな介護業界で働くケアマネですが、弘善会のウリは?と質問すると「職員を守ってくれるところ。」と回答がありました。先に紹介した営業の仕事ではホワイトボードをバンバン叩いて、全員を鼓舞するテレビのような光景が繰り広げられていたのに対し、弘善会に就職後は毎日感謝されながら仕事している事が営業時代の経験に対して新鮮だった点や“みんなでやろう”とか“出来なくても全員でカバーしあう”ムードがある点が良い所だと教えてくれました。とにかく話が上手で、つい聞き入ってしまうこと多数。これがケアマネの持つ、話術の実力なのかぁと感心させられたインタビューでした。

最後になりましたが、弘善会では現在、在宅部門の介護支援専門員(ケアマネジャー)を募集しています。この記事を読んで興味が沸いた、あなたのご連絡、お待ちしています。

 

 

 

 

 

 

 

 

(取材は202112月のもの)


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