2017年の話題│竹取物語?

弘善会ブログ 投稿日:2018年03月19日

弘善会では毎年、お正月に各施設に飾る門松を手作りで用意しています。

手作りといってもただ組み立てるだけではありません。いい門松を作るためにはいい材料集めから。寒さが厳しさを増した2017年12月14日(水)午後、法人本部の呼びかけに応じて、弘恩苑・ケアハウス弘恩・香色苑・法寿苑の各施設から頼もしい助っ人たちが参集し、総勢10名で竹の採取に向かいました。

車3台を連ねて市内某所にある竹林に到着。中に入っていくと、立派な孟宗竹がたくさん、本当にたくさんあります。冬のこの時期でも青々としていて美しく、実に趣のある景色。ここから適当な太さの竹を選んで切り、3mの長さにそろえていきます。

高松市内にある竹林 同じ長さに切っていきます

竹というと軽量なイメージがありますが、直径10cm以上、高さ15m以上に育った孟宗竹は、倒れかかると男性一人では支えられないくらいの重量があります。それでも、斜面で足場が悪い中、頼もしい竹取男(勝手に命名)たちは淡々と、危なげなく仕事をこなしていきます。介護施設の男性職員というとなんとなく優しいイメージがありますが、実はわりと屈強で、やる時はやるんです。

1時間と待たず、必要な本数+αを確保。ただし、太さは目測でだいたいこれくらいだろうと思って切ったのに、意外とみんなバラバラ。まあ、これでもなんとかなるでしょう。

切り出された竹

切った竹は、室内長がある車椅子リフト車に積み込んで、斜めにカットするために加工場へ運びます。(「手作り」とは言いながらも、素人には難しいカット作業だけはプロに任せています)

カットが仕上がってくれば、あとは年末の組み立て作業を残すのみとなりました。

ところで、竹林にはこんなものが仕掛けられていました。

イノシシ用のわな

明らかにイノシシ用と思われる、大型の箱わな。ここはまだ高松市内、それも県道(主要地方道)からほんの少しだけ入ったところなんですが、やっぱり山にはコイツが出るんですね。わなが空っぽ=まだ捕まっていないということなんでしょうか。いやー遭遇しなくて本当によかった。

(年末の門松組み立てレポートはこちら


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